お問い合わせTEL:03-5394-3515

取扱商品

クイーンズリサイクルの紹介

クイーンズメタル株式会社は、2023年11月にリサイクル工程を担う子会社クイーンズリサイクル株式会社(Queens Recycle Corporation)を設立しました。事業所は岐阜県瑞浪市に置き、協力会社・ケーエスマテリアル株式会社との合弁会社となります。
焼成技術を集積した岐阜の地に、炭化炉・大気炉(ロータリーキルン)を設置して、主にリチウムイオン電池(LIB)、ニッケル水素電池(Ni-MH)の再資源化を目的としております。車載電池のみならず、市中回収電池、電池搭載の小型家電も処理しており、電池の選別を熟練者の手によって仕分け致します。そして選別された電池の様々な組合せと温度コントロールにより焼成し破砕機を通してブラックマスの生産を行っております。電池回収からブラックマスまで一貫生産体制となっております。回収拠点は、関西圏・中京圏を網羅する瑞浪事業所(岐阜県)と、大消費地の関東圏を網羅する春日部倉庫(埼玉県)を置いております。
我々の焼成は、電池以外にも貴金属精製の前処理や、レアメタルスラッジやスラリーの炭化、乾燥等幅広く受け付けております。多くのリサイクル過程において焼成工程は、不可避の技術となりますので電池に限らず再資源化の一助になると考えております。

電池リサイクルの紹介

リサイクル表

リチウム電池のリサイクルを主としてレアメタルを抽出

リサイクル表

作業風景の紹介

電池の回収

リチウムイオン電池(LIB)、ニッケル水素電池(Ni-MH)をメインに回収。解体前の小型家電でも回収します。筐体から解体された電池は、種類や状態によって自然発火の危険もありますので保管·回収方法についてはご相談ください。膨張や一部破損の物でも回収致します。回収対象は先述の通り、(LIB)と(Ni-MH)としていますが、鉛、Ni-Cd、LFP 等の対象外の電池も混在して回収されるのが現状です。出来れば選別されていることを望みますが、弊社で熟練者による選別を行いますので、ミックス状態でも回収致します。

選別

一つ一つ手選別により、(LIB)と(Ni-MH) に分けていきます。必要あれば解体も行います。
この選別が焼成レシピのバリエーションを増や します。

放電

塩水漬けによる放電作業を行います。

焼成

炭化炉により熱分解して金属類以外を炭化させ ます。

破砕

鉄類を磁選し、正極箔の銅、負極箔のアルミを 篩上で回収します。集塵と篩下から BMを回 収します。

プラスチックマス

Li,Ni,Co を抽出し、(LIB)の正極材原料として再利用し ます。

銅・アルミ・鉄

磁選された鉄は鉄鋼原料へ再利用します。
銅·アルミは非鉄原料へ再利用します。

炭化炉の紹介

水蒸気を充満させ加熱水蒸気で熱分解し、有機物を完全炭化させます。二酸化炭素やダイオキシン類の排出を抑え、本来廃棄物として処理されるものをクリーンに金属原料や燃料、肥料などの資源にして有効活用できます。

炭化炉の画像

炭化炉の画像炭化炉の画像

炭化炉応用分野

  • 01

    触媒や工業廃棄物からの回収
    石油精製や化学工業で使用される触媒を炭化処理し、そこに含まれるレアメタル
    (モリブデン、タングステンなど)を再利用可能にします。

  • 02

    電子部品の貴金属回収
    CPUやメモリなどの電子廃棄物から金、銀、パラジウムなどを取り出す際、
    有機材料を効率的に炭化処理します。

  • 03

    バイオ炭の生産
    農業廃棄物を炭化して土壌改良材として使用。土壌の保水性や肥料効果を向上

  • 04

    汚染物質の無害化
    汚染された土壌や汚泥の処理に炭化炉を用い、有害物質を分解・固形化。

ロータリーキルンの紹介

回転する炉に原料を投入し、回転運動で原料を撹拌させながら均一に熱処理を施す加熱炉です。乾燥、酸化処理に適しております。炭化炉のようなバッチ式とは異なり連続焼成処理が可能で大量焼成処理に向いており、炭化炉より高温で且つ温度コントロールが容易で焼成レシピの幅広さが特徴です。

ロータリーの画像
お問い合わせ
トップへ戻る